宮崎に出張があり、せっかくの機会ですので廃止目前の「富士」に乗ってみることにしました。
でも、大分着11:17では、宮崎で昼からの会議に間に合いません。別府に一泊して、翌朝の「特急にちりん」で宮崎に向かいました。
往きの下りはかなりすいていて、開放寝台は乗客がまばらでしたが、帰りは団体さんが大勢で満席でした。
車両はかなり老朽化しており、洗面所の水が出ない号車があると、車内放送がありました。予想通り?翌春の3月14日で廃止されました。
せっかくのブルートレインなので、東京から乗りたかったのですが、無理をせず、南甲府駅から富士駅を目指します。富士駅から「富士」に乗ります。
昔は特急、急行で賑わった東海道も今は貨物が主体です。夕方の時間帯も5分間隔くらいに貨物列車が通過していきます。
駅近くのスーパーで食べ物と飲み物を仕入れて「富士・はやぶさ」を待ちます。
富士・はやぶさそれぞれ6両ずつの12両が、ゆっくり入ってきます。
今晩お世話になるオハネ15-2005 ソロです。
左は通路から2階に上がる階段、正面は荷物置き場です。ちょうど通路の真上になります。
2階からはちょっと高い位置から外を眺めることが出来ます。屋根に近いので窓がカーブしています。読書灯や小テーブル、くずかごまであって、ユニットバスのないビジネスホテルのようです。
右にずらりとドアが並んでいます。ここから階段を上がって2階になります。丸窓があるのが1階です。
夜も遅く人もまばらです。右は見送りの人でしょうか。
入換動車用機関車として改造され、紫色塗装となったDE101577。主に山陽本線岩国駅に常駐して入換を行っていました。
東京から引いてきたEF6649はここで交代。停車と同時にカメラを持った人が集まってきます。
12両編成の前6両は「はやぶさ」熊本行、後6両は「富士」大分行。編成はB・A1・B1・B・B・Bと同一編成です。
EF66に代わって、下関-門司間はEF81の牽引です。
下関駅と門司駅の機関車交換は昔から人気の場面です。
関門トンネルを境に、本州側が直流1,500V、九州側が交流20,000Vと電化方式が異なるため、交直流電気機関車が必要となったものです
門司へは10分足らずで到着。EF81が役目を終えて離れていくと…。
「はやぶさ」を牽引するEF7666が入ってきます。
2つの列車を分割するため、門司駅の停車時間は長くなります。「はやぶさ」が8:46着8:59発、「富士」が8:46着9:10発。
「はやぶさ」が発車したあと「富士」の6両が残ります。
9:10 EF76に引かれて出発進行。
九州横断特急仕様のキハ185。
特急「ゆふ」仕様のキハ185。
しばらくご無沙汰しているうちに、九州・特急電車は783系、787系、883系、885系など、JR化後の新型が活躍していました。
翌朝、昼からの会議に間に合うように「にちりん」で大分から宮崎に向かいます。クハ481-226 外側はカラフルですが、内装は…。
先頭はクハ411-104。415系は登場から50年近く経ちますが、まだ活躍しているようです。
415系を置き換えるために2001年に登場した。その年のグッドデザイン賞受賞。
「にちりん」の先頭車クロハ481-005。クハ481からの改造です。2012年までに廃車されました。
豊肥本線三重町駅行きの各駅停車。
大分に着いて、「富士」の入線を待ちます。
時間がたっぷりあったので、いろんな列車が見られました。
415系健在。
大分にもいろんな名物駅弁がある中で、ホームの片隅でひっそり売っていた幕の内を買いました。あまり期待していなかったのですが、とてもおいしかったです。
中津での8分間の停車中に、後から来たソニック48号に追い越されます。そういえば来るときもそんな事があったような。
上りの「富士」と「はやぶさ」の併合は、下りの分割に比べるとやや複雑です。実際に見て納得しました。
門司駅で併合と機関車交換中に、門司港行き各駅停車が来ました。