穴窯が完成して、耐火レンガが少し残りました。 誰かが「ピザ窯を作ろう。」と提案し、みんなが賛成して工事を始めました。
窯焚き、薪割りの合間の工事だったので、1年半ほどかかりました。
ピザ窯は人気者です。窯焚きをするといっても人が集まりませんが、ピザを焼きますというと大勢集まります。
設置場所は使う時のことも考えて、第一物置の隣、現在薪が積んである所にしました。(黄色矢印)
更地にして砂利を敷いて、人力で地面を固めます。
捨てコンを打って、鉄筋を入れながらブロックを積みました。
ブロックを4段積みました。この上にピザ窯を乗せます。
ブロックの上に5㎝厚のコンクリート板を乗せ、その上に断熱煉瓦を敷き詰め、その上に耐火煉瓦の30㎝×60㎝を3枚敷いて火床にしました。
かまぼこ形の型を置いて、それに沿ってアーチ型に煉瓦を並べます。
アーチ型に積んだ煉瓦の頂上に最後の煉瓦を打ち込むと、アーチ一列が仕上がります。
強度は二の次で、芋目地になっています。ちょっと手抜き?
一応本体のトンネルはは完成したのですが、この状態でシートを掛けてしばらく方って置かれました。
焚き口を残して正面を塞ぎます。ピールでピザが出し入れできる大きさにします。
隙間をできるだけ煉瓦で塞ぎ、隙間は耐火モルタルで埋めました。
雪が積もった日でしたが、完成した窯を試しに焼いてみました。ついでにスーパーで買ってきた冷凍のピザを焼いてみました。
窯全体が温まるのに1時間以上かかります。ピザを焼くのはほんの1分ほど。でも、おいしくいただきました。
夏になると山にはお客さんがたくさん来ます。自作のピザ生地にみんなでトッピング。
自作なので形はいろいろ。
窯の中は360℃温まっていますから、まんべんなく火が通ります。
チーズが溶けて、ちょっと焦げ目が付いて、絶妙の焼き上がりになりました。
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