去年の秋は12月2日からの窯焚きで、もうすっかり冬の窯焚きになっていました。その反省から2週間ほど早くしました。そのせいか寒さはそれほどでもありませんでした。
肝心の窯の方は、温度はかなり上がったのですが、炎が抜けてしまった感じで、灰はあまり降っていませんでした。ダンパーの使い方や薪など、次回への課題がたくさん残りました。
窯詰めを待つ作品。焼き直しのものもあります。
はじめはいつも狭間穴から。今年は腰が痛かったので、初めてKさんにお願いしました。
Oさんが進んで狭い捨て間に入ってくれました。
でも、後ろは…ぎりぎり。
横3枚、縦3列に積み終わりました。
火床に大物を入れて完了です。火入れを待つばかり。
これまで作品は入れていたHさん。窯焚きデビューです。夜中まで12時間連続で薪を投入していただきました。
1000℃を越えた頃、Iさん・Kさん・Oさんなどのベテランが集まってきます。任せて安心。
つらい窯焚きでもこの笑顔。これとつまみがあれば…。
一応焼成が終了しました。煙突と焚き口から炎が噴き出します。
途中で横の煉瓦を外して、作品を取り出します。
まだ赤いぐい呑み。灰も溶けてなかなかの焼きです。
まずは正面。火床の左右一番手前は2つ共崩壊してしまいました。
小さな土瓶形花入れですが、いい感じに焼けました。
天目釉を掛け、電気窯で焼いた単調な黒の皿。薪窯で焼き直したらとても複雑な色合いになりました。
今回の仕上がりはちょっと焼きが甘いものが多かったようです。もちろん土や場所によっても違いますが。
備前土のものも捨て間に入れてみました。2号、カンノン、Eの3種類ですが、備前土には温度はもう少し低い方がいいかもしれません。
ゆったりと楽しいひとときを過ごしました。大勢の方からたくさんの差し入れをありがとうございました。
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