砥部は30年くらい前に職員旅行で行ったことがありました。当時は焼き物にはほとんど興味がなく、社長が大きな砥部焼の壺を買って旅行中抱えて歩いていたのを思い出します。
今回の旅行から帰って、昔義母が四国旅行で買ってきた砥部焼のコーヒーカップを見たら、裏に「千山窯」と銘がありました。
砥部焼を知るにはまずはこちら。歴史的な資料はもちろん、全窯元の作品が展示されています。屋根の鬼瓦も砥部焼です。
江戸時代中期から始まった砥部焼の歴史的な資料。
こちらは現代作家の作品です。窯元がおよそ80軒あるそうです。
少し厚目の素地に呉須で独特の図案を手書きします。讃岐うどんの器にはぴったりだそうです。
和の雰囲気の中に並んだ作品。
こんな絵が描けたら大皿作りも楽しいですね。
場所が変わって千山窯。昔ながらの登り窯を移築・展示されています。
雑然と置かれている木っ端がリアルです。
匣鉢や棚板、支柱が無造作に並んでいます。宝の山のようです。
大きな展示販売場の奥が工場になっていて、見学自由ということなのでお邪魔しました。まずは鋳込成形です。鋳込みで作る物が一番多いようでした。
次は機械ロクロ。3人の職人さんが手際よく作品を作っていました。
削りはシッタ。プロは芯出し機なんか使いません。中心の取り方が見事でした。
大きなガス窯が3基並んでいます。ほんとに大きいです。
焼きを待つ作品群。手前の皿は体験教室のものらしい絵付けがされていました。
絵付けの部屋では絵付け作業。筆の動きは速くなめらか。3人ともけっこうベテランのようでした。
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