よい作品を作るには、窯場を訪ねて歴史を知り、よいものを見て、美味しいものを食べることが大事だと、時々見学旅行に出かけています。
これまで、笠間・益子、瀬戸・美濃、信楽などに日帰りで行きました。
2016年は3月に常滑にでかけました。昔はひなびた名鉄の終点でしたが、セントレアができてずいぶん変わりました。
まずは常滑 陶磁資料館から「やきもの散歩道」へ。道も壁もみんな焼き物。
町中に煙突が。最盛期には400もの窯が焚かれていたそうです。
昭和47年まで、一斗瓶や大瓶、陶管などを焼いていた大きな窯。
中はこんな感じ。壁と天井がきれいに焼けています。
ある窯元の店先。やっぱり壺が気になります。
一番見たかったのがこちらの資料館。
便器の収集では日本一ではないでしょうか。大昔からのトイレの歴史をたどることが出来ます。
師崎港から宿のある篠島まで高速船で10分。
遠くに渥美半島が見えます。
今回の旅の目的のひとつ。左がひらめ、右はふぐ。
たこははさみで切るのが篠島流
これぞ常滑焼といった瓶がお出迎え。
すてきなカップがいっぱい。
楽しい動物たち。何となく自分でも作れそうな気がします。
人間国宝 加藤卓夫の幸兵衛窯。屋敷全体が資料館になっています。陶磁器ばかりでなく、ペルシャの道具類もあり、見応え十分。
室内から庭を見ると登り窯が。うちと違ってどことなく高級感が漂っています。
さりげなく季節の花を生けて。
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