薪窯では主に伊賀や信楽の粘土を使っていますが、伊賀には行ったことがありませんでした。今回は2日間で伊賀焼と信楽焼を見てきました。
途中の工事渋滞で1時間ほどロスしながら、まずは伊賀焼伝統産業館に着きました。丸柱近辺の窯元を回って、伊賀市駅近くのホテルに一泊。
2日目は朝から信楽へ。ボランティアガイドさんの案内で信楽の町を見て歩きました。もちろん信楽焼に詳しい方なので、信楽焼の歴史をはじめ様々なお話を聞きながら楽しく効率よく見て回ることができました。

伊賀焼の特徴は…よく分かりませんが、焦げとかビードロとかが伊賀焼らしさを表しているようです。ここに並んでいる物が代表的な伊賀焼らしいです。

伊賀焼の歴史や原材料まで展示されています。これも2階の正面にさりげなく置いてありました。この前の窯出しでもこんなのがありましたので、とても親近感を覚えました。

見事な壺が並んでいます。うちの窯でもこのくらいの焼きにはなります。自慢じゃないけど。
1階には、ビードロの皿や鉢、カップなど、たくさんの作家さんの作品が並んでいました。

土鍋で有名な長谷園は敷地も広く、たくさんの展示場があります。ここには伊賀の作家さんの作品がたくさん展示されていました。

長谷園の登り窯のところから見た丸柱。陶芸の里という雰囲気があります。

ホテルに着いてから食事場所を探しに伊賀市駅前まで来ました。上野城が見えます。なかなか手頃な店が見つからないので、結局ホテルのレストランで食べました。

朝食は+200円で「伊賀牛ひつまぶし」に変えられます。せっかくなので挑戦しました。1杯目はそのまま、2杯目は薬味を入れて、3杯目は出汁をかけていただきました。満腹。

信楽駅から5分ほど。信楽焼の歴史、作家の作品などが展示されています。ガイドさんとここで待ち合わせです。

ガイドさんの案内でまずは館内を見学しました。これは風呂桶より大きな「茶碗」です。

もちろん狛犬は信楽焼。昭和天皇の歌碑もあります。昭和天皇の行幸のときに、小さな町で出迎えの人が少なかったので狸の置物を並べたのが信楽狸の始まりとか。

阪神淡路大震災まで現役だった登り窯。幅も広く、10以上の部屋がありました。

上の方の何室かは喫茶室になっていました。なかなかいい感じです。

タヌキがいっぱい。たぬきがいっぱい。狸がいっぱい。

ろくろ坂散策コースの入り口近くにあります。店と工房がくっついていて、製作の様子も見られます。

いくつかある散策コースの一つです。このタイルを目印に歩けば迷うことはありません。

こちらは洗面鉢や傘立てなどの大物を作る工場です。ちょうど昼休みでほとんど人がいませんでした。

明治時代の師範学校の講堂を移築した建物がギャラリーになっています。時間がなくてゆっくり見られなかったのが少し残念。

入り口で合掌している狸の表情がかわいいです。東日本大震災のときにある作家が作ったものだそうです。

お昼はサバずし。5人それぞれみんな違った器が使われていました。

山梨では看板だけですが、さすが信楽。こども110番の家には狸が立っています。本当は黄色い旗を持っているとか。
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